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アドバンスド・コンサルティング

遅いFileMakerはこう直す!パフォーマンス改善の実践チェックリスト

2024年10月20日|カテゴリ:開発Tips

1. 遅い処理の特定

スクリプトに Get( 現在時刻 ) を組み込み、処理時間を測定してボトルネックを発見します。

2. リレーションと検索の見直し

インデックスが有効なキーでリレーションを作成し、計算フィールドをキーにしないように注意します。

3. ポータルの表示最適化

4. スクリプト高速化の基本

ループを減らす、対象レコードを絞る、不要な再検索・再描画を避けるなどが重要です。

5. 条件付き書式は慎重に

条件付き書式はレコード数×オブジェクト数分だけ評価が走るため、大量レコードでは大幅な速度低下につながります。評価対象を絞りましょう。

6. サーバーサイドスクリプトの活用

クライアントで重い処理は、FileMaker Serverのスケジュールや「サーバーで実行」でオフロード。夜間の集計やPDF生成に最適です。

7. レイアウトテーマの選択に注意

古いテーマ(クラシックなど)は非推奨で、描画パフォーマンスに影響を与える場合があります。公式テーマをベースに使いましょう。

8. スタイルの一貫性を保つ

同じレイアウト内での手動調整が多いと、描画時に個別スタイルが評価されて処理が重くなります。カスタムスタイルを定義して再利用するのが理想的です。

9. 無駄なオブジェクトを削除

非表示や未使用のオブジェクトがレイアウトに残っていると、それも描画処理の対象になります。使用しないフィールドや隠れパネルは整理しましょう。

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