UIが整う!FileMakerグリッド設計の実践ガイド
2025年5月9日|カテゴリ:開発Tips
📐 グリッドとは?
グリッドとは、UI設計でオブジェクトをきれいに配置するための「見えない基準線」です。FileMakerには明示的なグリッドサイズ設定はありませんが、整った画面を作るために自分でサイズや間隔のルールを設けることが重要です。
⚙️ スナップ機能の活用
- レイアウトモードで 表示 → スナップ先 → グリッド を有効にする
- ドラッグ移動・リサイズが内蔵グリッドに吸着されるようになります
- ※ FileMakerではグリッド間隔自体のカスタマイズはできません
🧮 インスペクタで数値を揃える
オブジェクトを選択した状態で、インスペクタの「位置」タブを開き、以下のような数値を意識して整えましょう:
- 幅・高さ・X・Y を 8 の倍数(例:16、32、48)に統一
- 横並びのフィールドの高さ・間隔も統一
- 上下余白も8〜16ptを目安にする
🎨 スタイルとテーマを使って統一感を出す
- ラベル・フィールド・ボタンに共通スタイルを設定し再利用
- 「ボディ用ラベル」「入力用フィールド」など、スタイル名に役割を付けると管理しやすい
- テーマはなるべく既存の公式テーマ(例:Enlightened、Minimalist)をベースに
📏 推奨サイズと余白例
項目 | 推奨値 |
入力フィールドの高さ | 24〜40pt |
ラベルとフィールド間 | 8〜12pt |
左右マージン | 16〜32pt |
ポータル行の高さ | 32〜40pt |
📌 まとめ
見やすく整ったUIは、グリッドベースの意識から生まれます。開発チーム内でサイズやスタイルのルールを共有し、ブレない設計を心がけましょう。
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