2025年5月13日|カテゴリ:開発Tips
「ユーザーから“動かないんだけど”って言われたけど、どこで止まったか分からない…」
開発者なら、一度はある“あの感じ”。そんなときに活躍するのが スクリプトログです。
この記事では、FileMakerで実用的なログ出力を行うための設計テクニックを、Get関数やログ用テーブルの活用と共に紹介します。
Get()
関数で実行環境の情報を記録新規レコード/検索条件
フィールド設定 [ ログ::日時 ; Get ( 現在時刻 ) ]
フィールド設定 [ ログ::アカウント ; Get ( アカウント名 ) ]
フィールド設定 [ ログ::スクリプト名 ; Get ( スクリプト名 ) ]
フィールド設定 [ ログ::内容 ; "見積書送信:ステップ1完了" ]
✅ ログ用サブルーチン(「ログを残す」)として1本用意しておくと再利用に便利です。
関数 | 内容 |
---|---|
Get(ScriptName) | 実行中のスクリプト名 |
Get(ScriptParameter) | 渡された引数 |
Get(AccountName) | 実行ユーザー名 |
Get(LayoutName) | 現在のレイアウト |
Get(ActiveFieldName) | 現在アクティブなフィールド名 |
ログは「あとで助かる記録」。
不具合調査にも、ユーザー対応にも、開発レビューにも大活躍。
最初は面倒に思えても、あとから感謝される“保険”です。
「ログ残しててよかった!」
——未来のあなたが、きっとそう言います。