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アドバンスド・コンサルティング

開発効率アップ!スクリプトログ出力の設計テクニック

2025年5月13日|カテゴリ:開発Tips

🧪 はじめに

「ユーザーから“動かないんだけど”って言われたけど、どこで止まったか分からない…」
開発者なら、一度はある“あの感じ”。そんなときに活躍するのが スクリプトログです。

この記事では、FileMakerで実用的なログ出力を行うための設計テクニックを、Get関数やログ用テーブルの活用と共に紹介します。

📋 ログ出力の基本構成

  1. ログ専用テーブルを作成
    例:日時/アカウント/スクリプト名/内容/対象レコードIDなど
  2. スクリプトの要所にログ登録処理を挿入
  3. Get()関数で実行環境の情報を記録

🛠 ログ出力スクリプトの例

新規レコード/検索条件
フィールド設定 [ ログ::日時 ; Get ( 現在時刻 ) ]
フィールド設定 [ ログ::アカウント ; Get ( アカウント名 ) ]
フィールド設定 [ ログ::スクリプト名 ; Get ( スクリプト名 ) ]
フィールド設定 [ ログ::内容 ; "見積書送信:ステップ1完了" ]

✅ ログ用サブルーチン(「ログを残す」)として1本用意しておくと再利用に便利です。

💡 あるある運用Tips

🔍 よく使うGet関数まとめ

関数内容
Get(ScriptName)実行中のスクリプト名
Get(ScriptParameter)渡された引数
Get(AccountName)実行ユーザー名
Get(LayoutName)現在のレイアウト
Get(ActiveFieldName)現在アクティブなフィールド名

✅ まとめ

ログは「あとで助かる記録」。
不具合調査にも、ユーザー対応にも、開発レビューにも大活躍。

最初は面倒に思えても、あとから感謝される“保険”です。

「ログ残しててよかった!」
——未来のあなたが、きっとそう言います。

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