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アドバンスド・コンサルティング

ポータルの行並びを自由に変えるテクニック

2025年5月13日|カテゴリ:開発Tips

🔁 はじめに

FileMakerのポータルって便利だけど、こんな風に思ったことありませんか?

「この行、上に動かしたいんだけど」
→ 「ソート順でやってます」
→ 「いや、そうじゃなくて“手動で”並び替えたいんです!」

そう、ユーザーが自由に並び順を変えられるようにするには、ちょっとした工夫が必要なんです。

🔢 並び順フィールドを作ろう

まず、ポータルに表示するテーブルに「並び順(数値)」フィールドを追加します。
これを「並び順昇順」でソートすれば、見た目の順番も自在に。

⬆⬇ 上下に動かすスクリプト

  1. 現在のレコードの「並び順」を取得
  2. 上下のレコードと値をスワップ
  3. 両方を保存(コミット)
変数を設定 [ $now ; 値: ポータル::並び順 ]
ポータル行へ移動 [ 上へ ]
変数を設定 [ $above ; 値: ポータル::並び順 ]
フィールド設定 [ ポータル::並び順 ; 値: $now ]
ポータル行へ移動 [ 下へ ]
フィールド設定 [ ポータル::並び順 ; 値: $above ]
レコード/検索条件を確定

💡 応用テクいろいろ

🖱 ドラッグ&ドロップ風UIにしたい?

Webビューア+JavaScript(例:Sortable.js)で実現可能です。
並び替え後に「並び順フィールド」を更新すれば、完全なドラッグ対応UIに!

✅ まとめ

ポータルの行並びは、「ユーザーが並べたい順に並べる」ことで直感的で使いやすいUIになります。
たった1つの「並び順フィールド」で、ぐっと柔軟な操作性が実現できます。

「上下に動かせるだけで、めっちゃ喜ばれました」
——現場ではそんな声、多いです!

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